子どもが小さいころ毎晩ベッドで読み聞かせた絵本に「ふるやのもり」があります。
ふるやのもり(こどものとも絵本)
瀬田 貞二,田島 征三
福音館書店
むかし、あるむらのはずれに、じいさんと ばあさんが すんでいました。
ふたりは りっぱな こうまを そだてていました。
さて、あめのふる あるばんのこと、うまどろぼうが、その こうまを ぬすもうと、
うまやに しのびこみました。
そして、うまやの はりに のぼって、こっそり かくれていました。
ところが、また やまの おおかみも、この うまのこを とって たべようと おもって、
うまやの どまの わらやまのなかに、ひっそりと かくれていました。
そうとは知らない、じいさんとばあさん。
こんな話を始めたのです。
「こんな ばんに、どろぼうでも きたら、こわいなあ」
それを聞いて、にかにか笑う泥棒。
「じいさん、じいさん、どろぼうよりも、なによりも、いちばん こわいもんは、なんじゃ」
「そりゃ、やまの おいぬの、おおかみじゃ」
泥棒はオオカミに来られたら敵わんと思い、一方のオオカミは牙をがちゃがちゃさせて、喜んでいました。
ところがじさんが、ばあさんに同じ事を聞くと、こう答えたのです。
「どろぼうよりも、おおかみよりも、おりゃ、
ふるやのもりが いちばん こわい」
それには、じいさんも納得。
さあ、それを聞いた泥棒とオオカミは、震えるほど怖くなって・・・
その内、雨がざんざと降ってきて、古い家のあちこちで、雨漏りがしてきました。
「そら、
ふるやのもりが でた!」と叫ぶばあさん。
そのとたん、泥棒の首っ玉に雨漏りが一滴、ぽたん!
「
ひゃー、ふるやのもりじゃ」
そして飛び降りたところは、オオカミが隠れる藁山の上。
それにはオオカミも驚いて、
「
きゃー、ふるやのもりじゃ」
慌てて飛び出したオオカミ。
それを、こうまが逃げるのかと思い、慌ててその背中に飛び乗った泥棒。
オオカミは、いよいよふるやのもりに取り付かれたと肝を潰し、死に物狂いで走ります。
泥棒は振り落とされては大変!と、無我夢中でしがみつきます。
こうしてよっぴて駆けるうち、辺りが明るくなって、自分が乗っているのがオオカミだと気付いた泥棒・・・・・・
というような話です。
おるごどんの趣味は古家の修繕で「古家の守り(ふるやのもり)」とか「古家の守(ふるやのかみ)」と言われているとかいないとか?
↓数年ぶりに屋根の点検をしたところ、鋼板のあちらこちらで茶色い雨染みが目立つようになりました。

↓茶色い雨染みは鋼板の錆びです。今すぐに雨漏りするわけではありませんが、いずれは「ふるやのもり」になってしまいます。

↓ドリルにワイヤーブラシを取り付けて錆びをコスリ取ると穴が空いてしまいます。こうなると錆止めやペンキでの修理では間に合いません。

↓プロに頼めば屋根の葺き替えになるのですが、先立つものがありません。そこで表にアルミ箔の付いたブチルゴム製の防水シートで補修することにしました。防水シートの裏面の剥離紙を全部捲ってしまうと鋼板の上下にくっ付いて隙間に挿入することができないので、剥離紙を少しずつめくりながらプラスチックのヘラを使ってS字状に鋼板の間に埋め込んでいきます。この作業がめんどくさくて1枚張るのに30分もかかります。

↓うまく貼れると写真のようにS字状に鋼板の奥まで補修できます。

↓錆びて穴が空いている部分を補修すると一面で10数カ所になります。

↓屋根の汚れを洗い流し一日乾燥させます。ペンキを塗る前に錆止め塗料を塗ります。ペンキの密着性も良くなります。

↓錆止め塗料を一日乾燥させた後、ペンキを塗って完成です。7月に1面補修して、今回1面補修しましたが、あと4面残っていますので今年中に塗り終わるかどうかわかりません。
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- 2011/09/29(木) 21:46:12|
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サクラタデ (タデ科タデ属)
桜の花のような薄いピンク色の花を咲かせるのでサクラタデと名付けられたのでしょう。
シロバナサクラタデという色の白いサクラタデもあります。
我家の雑草園にはこの時期になると白い色のサクラタデがたくさん咲きます(写真4,5,6,7,8)。このタデがサクラタデなのかシロバナサクラタデなのかよく分かりません。
写真の1,2,3は離れの裏に咲いているタデですが、蕾も花もピンク色ですから間違いなくサクラタデでしょう。
先日アップした能登の海岸に咲く
シロバナサクラタデはオシベの葯はピンクですが蕾も花も真っ白ですが、雑草園のはタデは蕾にも花にもわずかにピンク色が見られるので色の薄いサクラタデなのでしょう。







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- 2011/09/27(火) 23:55:06|
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雑草撮りで最近であったムシです。
どこにでもいそうなムシですが、よくよく見ると目の下半分が緑色で上半分が赤色です。酔っているのか?

蚊のようなムシです。特撮映画に出てきそうな空飛ぶ恐竜みたいで気色悪いです。
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- 2011/09/26(月) 23:52:17|
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ツユクサ (ツユクサ科ツユクサ属)
一枚目は笑っているおるごどんの愛人。笑い過ぎて涙が出てる。似てるでしょ!
おるごどんは二枚目、最近歳のせいか涙腺が緩んで奥目に涙がたまりやすい。




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- 2011/09/25(日) 23:07:18|
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タチアザミ (キク科アザミ属)
草丈1m~2mで湿地に群生しています。
葉に切れ込みはありませんが縁には細かな棘が付いています。
花の特徴は総苞が反らず真っ直ぐ斜めに伸びていることでしょう。
茎が真っ直ぐ上に伸び、花も真っ直ぐに上を向いて咲くことからタチアザミと名付けられたものでしょう。







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- 2011/09/22(木) 22:45:07|
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ミズヒキソウ (タデ科タデ属)
9月も中旬を過ぎようとしているのに今日も真夏日でした。
ミズヒキソウは午後になると花を閉じてしまいますので朝の涼しい時間に撮りました。
玄関脇に咲いているので藪蚊に刺されることもありませんでした。





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- 2011/09/18(日) 21:44:56|
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マルバアイ (タデ科タデ属)
放置状態の雑草園のマルバアイですが、今年は周りの雑草を抜いて日当たりを良くしておきましたので例年の倍ほど育ちました。
タデ属の花の赤色はどれも鮮やかです。昨日アップしたママコノシリヌグイの赤色には少し青味がかかっていて爽やかな赤色ですすがマルバアイの赤色は透明感のある優しい赤色です。
開いている花は稀で、もう少し待てば満開になるように見えますが、殆んどが閉鎖花ですからいつまで待っても開くことはありません。





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- 2011/09/17(土) 23:16:52|
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ゲンノショウコ (フウロソウ科フウロソウ属)
薬草としての効き目が名前の由来らしいのですが、もう少し効用らしい名前のほうが良いように思います。
例えば、ゲーリーストッピーとかセイロガンイラズとか・・・。
東日本には白花が、西日本には赤花が多いそうですが、中部地方の北陸では赤と白と両方が見られます。
まれにピンク色も見られます。いずれにしても花弁の脈(スジ)は赤紫色です。







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- 2011/09/15(木) 21:56:18|
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ツリフネソウ (ツリフネソウ科ツリフネソウ属)
気色の悪い形の花ですが、緑色の葉に花弁の赤紫色が目に鮮やかです。
筒状花のように見えますが花弁が3枚で正面から見ると上に一枚下に左右二枚です。
花弁の後ろの先端が巻いている帽子は距(キョ)です。
筒状にくっ付いたオシベの中からメシベが出て来るのはアゼムシロやアザミと同じ構造です。
果実はホウセンカのように触れると種を弾き飛ばすので、接写しようと群れの中に入ると顔に種が飛んできます。





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- 2011/09/14(水) 23:15:01|
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ヒカゲノカズラ (ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属)
里山でよく見かける杉の苗に似た植物ですが特に気にすることもなく見過ごしていたのですが、花穂が出ているのを初めて見ました。ネットでググってみたところ杉の苗ではなくシダ植物だということが分かりました。



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- 2011/09/11(日) 21:36:56|
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ホツツジ (ツツジ科ホツツジ属)
枝先に円錐状に小花が付くことから穂つつじと名付けられています。
蕾の状態では花弁がくっついている袋状になっていますが、花弁が開くとクルクルと巻いてメシベの花柱やオシベが剥きだしとなります。花柱が長く柱頭とオシベの葯が離れているのは自家受粉を防ぐ為なのでしょうか?





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- 2011/09/10(土) 00:02:57|
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シシウド (セリ科シシウド属)
ウドとシシウドは雰囲気が似ているので仲間かと思っていましたが、ウドはウコギ科タラノキ属で全くの別物でした。
シシウドの花は花火の様でとても繊細で綺麗です。




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- 2011/09/08(木) 22:59:02|
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白山麓の旧白峰村の古民芸店で古いけど未使用の炉縁を見つけました。白峰村は牛首紬の産地ですから蚕の餌となる山桑が生えていますし、白峰の古民家の屋根は栗の板で葺いてあるので材質は山桑か沢栗ではないかと・・・・。桟に多少の隙間が見えますが十分に乾燥しているので締め直せばよいだろうと・・・。
縦横のサイズは42.4mmで我家の囲炉裏にはぴったりですが、高さが57mmで我が家の炉に合うかどうか分かりませんでしたが厚ければ削ればよいし薄かったら当て木をすれば良いので思いきって買いました、だって値段が500円だったから。
↓500円の炉縁。囲炉裏用には小さすぎるが茶道の炉にはピッタリです。

↓乾燥による隙間が・・・・。

↓炉縁の木組みではないので家具職人か建具職人が作ったものでしょうか?

↓楔が入っていますが叩いても入っていかないし木組みが閉まっていく様子もない。楔の底がつかえていました。

↓楔にネジ釘をねじ込んで釘抜きで引き抜きました。

↓加工精度が良いので素手で引っ張っても外れないのでゴムハンマーで叩いて分解しました。

↓角の直角をきちっと出して、旗金でしっかりと締め直しました。

↓楔の穴は板厚の半分までしか掘ってないので、その奥をしっかりとネジ止めし、少し短くした楔を打ち込みました。

↓我家の囲炉裏の炉縁の高さは66mmなので9mmの檜板を打ち付けました。

↓追加の檜板と炉縁の接触面には柿渋塗料を塗って釘止めし、隙間が空かないようにしました。

↓白木のままでは手垢や炭汚れが目立ちますので柿渋で塗装しました。

↓炉開きの頃までには柿渋の臭いも無くなるでしょう。
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- 2011/09/07(水) 23:02:13|
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創和(SOWA) GW-7は「テープもCDもスピードコントロール可能なラジカセ、マイクミキシング付きで、屋外のカラオケもばっちり 」がうたい文句のダブルカセットのCDラジカセです。
オークションでCD不良のダブルカセットを送料込で1980円で落札しました。
カラオケの練習は先生がダビングしたカラオケテープを再生させて、その曲に合わせて自分が歌うのをもう一台のCDラジカセに録音し、それを再生して評価するのですが、ダブルカセットならの左のカセットでカラオケを再々してマイクで歌うのを右のカセットで録音すればよいので1台で済みます。
オマケに昨日ブログにアップしたカセットデッキPHP-PR83のモーターも修理しなくて済みます。
でも、せっかく買ったのだから壊れているというCDも直してみたいのです。
CDを読み込まないのはピックアップレンズの汚れだろうと綿棒でクリーニングしてみましたがダメでした。
メカかエレキか判断するためにSANYOのPHP-PR83からCDユニットを取り外してSOWAのGW-7のCDユニットと交換してみました。
↓ちょっと古いけどダブルカセットが嬉しいSOWAのGW-7。

↓SOWA GW-7のCDアッセンブリー。

↓SANYO PHP-PR83のCDアッセンブリー。

↓SOWA GW-7のCDアッセンブリーのコントロール回路(電子基板)、赤○のハンダを外せば基盤が外れます。

↓SANYO PHP-PR83のCDアッセンブリーのコントロール回路(電子基板)、赤○のハンダを外せば基盤が外れます。

↓電子基板を外した後、赤□で囲ったフックを外せば写真②,③の黒白のピックアップ部のガイドが外れます。
CDアッセンブリーから電子基板とピックアップ部のガイドを外せば、両者はまったく同じメカユニットですから交換が可能です。それぞれ別のアッセンブリーに載せ替えて元に戻せば壊れているのがメカユニットか電子基板か判断が付きます。

結果は両方ともgoodでした。コネクターの接触不良だったのかも?
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- 2011/09/06(火) 22:37:25|
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PH-PR83はサンヨーのCDラジカセです。
カラオケが趣味の兄貴から修理の依頼を受けました。先日直したDVD-8150も兄貴のDVDラジカセですが、歌謡曲の練習にはカラオケテープ再生用と練習の録音用の2台のラジカセが必要なのです。
今回の故障はカセットテープが回らないというもので、ベルトでも切れているのだろうと簡単に考えていたのですが、ハズレでした。
モーターの両端には電圧がかかっているのに回らないので、ブラシの接触不良ではないかと分解することにしました。
↓娘から「父の日のプレゼントとしていただいたので捨てられない」というCDラジカセ。

↓カセットテープユニットに付いているモーター。分解するには赤○の部分をペンチなどで強引にめくります。

↓隙間に小型ドライバーの先端を入れてこじるとパカッとフタが外れます。

↓電子基板保護のスポンジが見えます。

↓赤○で囲った部分のハンダを外して電子基板を外します。

↓電子基板の裏側です。赤○で囲ってあるICはモーターコントロールのAN6652でテープスピードを一定に保つ働きをしています。

↓赤○で囲った部分がブラシですが、ブラシユニットを引き抜くときはこのブラシを広げておかないとブラシが曲がってしまいます。(抜くときはさほど問題ないが、嵌めるときは隙間に針などを入れてブラシを広げないと整流子に当たって絶対にはいらない)

↓ブラシに異常は見受けられませんでした。

↓コミテーター(整流子)にも異常は見受けられませんでした。

↓ブラシユニットを元に戻します。この状態では単なる直流モーターで小学校の理科で習ったマブチモーターそのものです。青○で囲った部分にテスターを当ててモーターの軸を指で回転させると電流が流れました。
テスターを使わないでテストするにはモーターの軸を手で回しながら上下青○の端子をショートさせると負荷がかかって重くなれば正常です。
モーター自体には異常がないようなので、モーターコントロール基盤のモーターコントロールIC(AN6652)が不良のようです。

モーターコントロールICを交換するか、モーターを交換するか、カセットテープデッキユニットを交換しないと直らないことになりました。どこかに壊れたCDラジカセが落ちていないでしょうか?
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- 2011/09/05(月) 22:28:25|
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タムラソウ (キク科タムラソウ属)
山道でアザミに似た花を見つけました。アザミのようにトゲはありませんし、総苞片に薄茶色の粉が付いていますのでタムラソウでしょう。下部の葉は切れ込みではなく、葉柄に対性に小葉が付いているように見えます。
以前に見たものは人の背丈ほどもあって枝分かれした花が沢山付いていましたが、今回であったものは草丈50cm程でまっすぐ伸びた茎の頂部にが花一つ付いたもので、成長途中なのでしょう。
アザミの総苞片は粘々しているものが多いですが、タムラソウの総苞片はサラッとしているので虫がハエ取り紙にくっ付いたようになることはないようです。黒い蜘蛛が黒いアリを狙っていました。





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- 2011/09/01(木) 22:44:28|
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