間垣(まがき)とは家建物を強風から守る為の竹垣のことです。私は子どもの頃、釣竿は間垣から引っこ抜いた竹で作ったものです。
間垣は能登半島の日本海に面する集落ではどこにでもあった光景でしたが、風には強いが火には弱い上に維持管理にも手がかかるので、最近では輪島市の西保地区で見られる程度となってしまいました。
まるで城壁都市のように集落を取り囲み、昔は間垣の内側に小学校や役場などもありました。(今はNHKが造った?ものがあります)
北陸新幹線開業効果で秘境能登半島にも多くの観光客が訪れてほしいものですが、金沢から輪島行の直通電車はありません、穴水~輪島間はすでに廃線になっています。輪島から西保海岸へ行くバスは平日は3便、日曜日は2便しかありません。西保海岸の急峻で細く曲がりくねった道路を慣れないレンタカーでは危ないですね~。駐車場は?、公衆便所は?、食事処は?、・・・・・・・行きたくても行けない、まさに秘境です。





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- 2015/03/25(水) 23:24:39|
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ザゼンソウ (サトイモ科ザゼンソウ属)
暦の上では春分の日を迎えましたが、ザゼンソウが咲く杉林の林床は残雪に覆われていました。
ザゼンソウの花は不思議な形をしています。
赤く炎のような形をしているのが仏炎苞、その中にある丸いのが肉穂花序というザゼンソウの花の部分です。
肉穂花序は小さな花の集合体ですが、花弁が花びらのように伸びてこないので分かりづらいです。
ザゼンソウは雌性先熟で、写真の7・8番目のように機雷の触覚のように見えるのがメシベです。
写真の9・10番目で、メシベの周りから5本のオシベが出てきてオシベの葯が開いて花粉が現れた状態が確認できます。
写真10(最後の写真)ではオシベの外側に唇のような肉厚の花弁が確認できます。【注】唇のように見える写真7は苞(仏炎苞)です。









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- 2015/03/22(日) 22:44:30|
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