ノハラムラサキ (ムラサキ科ワスレナグサ属)
数年前に北陸道の白山ICの工事で、私のテリトリーから絶滅した野原紫でしたが、昨年近くのビオトープで発見しました。
ビオトープなのに除草剤が撒かれて瀕死状態でしたが、ことしはまだ除草剤の被害にあっていないようでした。
こんなに小さな花では雑草だと思われても仕方がありません。




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- 2016/03/30(水) 21:51:05|
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コシノコバイモ (ユリ科 バイモ属)
春まだ浅い白山麓にひっそりと咲いていました。
無骨で田舎臭い花ですが、なぜか儚さを漂わせています。
スプリング・エフェメラルと言うには似つかわしくないのかもしれませんが、
わたしはこういう地味~な花
も好きです。




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- 2016/03/27(日) 01:05:32|
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ザゼンソウ (サトイモ科ザゼンソウ属)
今年の白山麓は雪が少なく、ザゼンソウの咲く杉林に残雪はありませんでした。
昨年のザゼンソウの様に残雪の中に咲いている方が風情がありますが、
もっと良いのは
残雪をとかして雪の中に咲くザゼンソウです。




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- 2016/03/23(水) 22:02:32|
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ウメ (バラ科サクラ属)
東京では桜の開花宣言がでましたが、北陸ではまだまだ風は寒いです。
それでも暖かい日差しに誘われて、出かけてみました。
畑では梅実用の白梅が満開です。紅梅は終わりに近づいています。




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- 2016/03/22(火) 11:15:11|
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石川県には二大漆器産地があります。
漆器といえば輪島というほど、輪島漆器は有名ですが、
伝統の輪島に対して開発の山中といわれる山中漆器は、近代漆器(合成樹脂)を含めた生産高では日本一です。
木地の山中 塗りの輪島 といわれるように、山中漆器の特徴は木地にあります。
輪島の横挽き、山中の縦挽き といわれるように、山中漆器の木地は木の生えている垂直方向に轆轤挽きします。
縦挽きの加飾技法には20種類ほどのすじ挽きがあります。この技術が山中漆器の木地挽きが日本一といわれる所以です。
NHKの朝ドラで「騙す思うたら騙せるげん。 ほやからこそ、騙したらダメねん。 見えんでも嘘をちゃつい たらダメや。ほれが輪島塗や」と紺谷弥太郎(中村敦夫)がいっていましたが、
伝統的な山中漆器は、透明な拭き漆で仕上げられますので、千筋、稲穂筋などの筋模様がありのままに見えます。
見えるから騙すことはできません。見えるから手を抜けません。
↓ロクロ挽きの体験をしました。先生が邪魔をするので、自由に挽けません(ウソです)

↓私がデザインした千筋(鉋筋)を付けた菓子器。仕上げは木挽職人にお任せです。

↓大型の彫刻刀を鉋(かんな)といいます。内側を削って薄く仕上げるのでここも職人にお任せです。

↓出来上がった作品は、拭き漆がされて1週間ほどで着払いで納品されます。

↓我ながら惚れ惚れするデザインです。
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- 2016/03/19(土) 22:29:10|
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亡くなった母が生前に西陣織の帯を織っていて、残った糸で作った花瓶敷きです。
何枚もあったので、一枚いただきました。
西陣織をいつから始めたのか、いつ止めたのか記憶にありませんが、
「写真を撮ってほしい」と頼まれた記憶が残っています。
賃仕事で織っている帯ですから、自分で身に着けることは敵いませんから、織りあがった帯を写真で残しておきたかったのでしょう。
綴れ織りは経糸の下に下絵を置いて、刺繍のように緯糸で模様を織り込みます。
模様の部分の緯糸は手の爪で締めます。
↓素人のデザインなのでシンプルです。仕事で織っていた帯はデザイナーの描いた下絵を使いますが、これは残った糸に自分で書いた下絵で織ったので非常にシンプルです。

↓裏はこのようになっています。

↓なんの花かわかるように文字が入っています。

↓綴れ織りの帯は糸の始末をすれば裏表つかえるのですが、この場合は裏は逆文字となるので糸の始末をしていないのでしょう。

↓経糸が表面に現れないよう、緯糸が経糸を包み込むように緩く通して織ります。

↓白い糸の部分が他の部分と織り方が違うのですが、よく見ると羽二重の様に経糸が2本通っています。裏を見ると糸が2本出ているので緯糸も二重なのかもしれません。

↓模様の境目で糸を折り返すのでハツリ目ができるのが綴れ織りの特徴です。
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- 2016/03/14(月) 16:30:48|
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勝山左義長まつりの露店で、玩具を売っているおじいさんとおばあさんがいました。全部自分達でつくっているのだそうな。
シャトル(杼)の中に織り娘さんが入っている「おり娘さん」の置物を買いました。
「このシャトルもおり娘さんも「ゆめおーれ」に行けば会えるよ」というので行ってみました。
ゆめおーれ勝山は入場無料の絹織物の資料館です。
↓おり娘さん 本物のシャトル(未使用品)を使っているのに1500円でした。

↓こちらが本物の織り娘さんです。前掛け風の作業着が玩具のおり娘さんと同じです。緑色のバケツは絹糸を巻いた管が入っていて、シャトルの中にセットします。

↓手前の「絹」と書かれた鉄製織機は1967年製です。奥の織り娘さんが作業している半木製の織機は1950年製ですので、織り娘さんと同い年?かも・・・。

↓羽二重は福井の銘菓(羽二重餅)のことだと思っていましたが、絹織物だったのです。

↓半木製の織機で織っていたのは薄物なので緑色のバケツに水は入っていませんでしたが、手前の鉄製織機の鼠色のバケツには水が入っていてそこに緯糸(よこいと)の管が浸かっていました。濡れた緯糸で織るととても艶やかで美しい絹織物になるのです。

↓織り娘さんが、半木製織機の緯糸を交換していたのでシャトルを見せてもらいました。薄物を織っているので緯糸は濡らしていないそうです。

↓糸口から糸が出ています。この部分で糸がゆるんだりしないように糸のテンションを調整しているそうです。が、この織物の場合は糸が細いのでテンションをかけていないそうです。

↓玩具のシャトルと同じ物は大型で2000円でしたが、織り娘さんが使っていたものと同じものは1000円でした。今の織機はエアージェットとかウォタージェットとかで、シャトルを使わないので、このシャトルはデッドストックなので超安なのでしょう。
シャトルの中にセットされた緯糸は写真の穴から出てきます。

↓緯糸の張力を調整する部分は「めがらす」というのだそうです。ゴムが変質して硬化していましたので交換する為に分解してみました。

↓左が硬化したゴム、右が交換したゴムです。シャトルが揃ったので次は織機を手に入れなくては・・・・。
- 2016/03/09(水) 23:02:16|
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