Model 1055GはAutographic Cash Registerで売り上げ登録の明細を手書きで記入できるのが特徴です。その為に明細記録紙の窓に記入窓を開けておく必要があります。アクリル板を加工して取り付けました。
またアンティークレジスターにはコインスラブという大理石の硬貨吟味板が付いています。Class1000では乳白色のミルク硝子となっていますがこれが割れていたので人工大理石を加工して代用しました。
↓3mmのアクリル板を加工しました。

↓プリンターの窓に取り付けました。

↓人工大理石を加工します。石ではないので鋸で切れます。

↓新旧の比較です。

↓取り付けた状態です。

↓キャビネットを組み上げました。

↓キャビネットの内側は組み上げると見えなくなるので磨いていません。
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- 2020/11/24(火) 17:14:22|
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メカニズムの修理と調整が終わりましたので、いよいよ本体の組立を始めます。
↓好天に恵まれて順調に仕上がったキャビネットがお座敷で出番を待っています。ウレタンクリアー塗装が完全硬化するのに1週間ほどかかります。

↓不要なネジ穴などを塞ぎ、表面を磨いた木製ベース。

↓ニスを塗りました。

↓ボロボロの引き出しもニスで補強します。

↓ベースやキャビネット用のインチネジは近くのホームセンターに売っていました。

↓不足していたネジも全部取り付けました。

↓出来上がったレジスターのベースです。重たいレジ本体を乗せるのには婿さんの手が必要です。
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- 2020/11/22(日) 09:53:32|
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表示器(インジケーター)の文字が擦れて薄くなっていますので、シールを貼り付けました。
金額の表示器はA4用紙よりも長さが長くなるので断念し、取引種別の表示器だけ作成しました。
↓SHOPの文字はシールを貼り付けてあったので剥がれかかっていました。凸凹した表面を磨いて平坦にしました。

↓PCでシール用の写真用紙に印字します。前面と後面で2枚作成します。

↓減色しないように表面にラミネートシールを貼りますが、曲面のシールになる様に曲面の上でラミネート加工します。

↓ブラインドが剥げていましたので、塗装を剥がして錆びも取ります。

↓ブラインドを塗装しました。

↓表示器を取り付けました。
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- 2020/11/21(土) 09:35:49|
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アンティークレジスターでは100年も使っているうちに何度も修理を重ね、壊れた部品が取り外されていることが多いです。
特にプリンターは消耗部品が多く、インクリボンやハンマーラバーが劣化して使えなくなっています。
幸いなことにこのレジスターのプリンターは取り外されている部品がなく、インクリボンとハンマーラバーを交換すれば使えそうです。
↓100年使ったとは思えないほどきれいなプリンターです。

↓写真上のひび割れたゴムロールがハンマーラバーです。
プリンターハンマーラバーを切り出します。100円ショップの段ボールカッターで切れました。

↓13.5mmのドリルを買い、切り出したハンマーラバーの中心に金属芯を入れる穴を開けました。

↓金属芯を圧入してハンマーラバーロールの完成です。

↓インクリボンスプール、エンドレスではなく交互に巻き取ります。

↓近所の手芸ショップでリボンを買ってインクを塗ります。

↓インクリボンを取り付けました。綺麗な藍色です。

↓ハンマーラバーロールを取り付けました。印字圧は偏心ロールで調整できます。

↓芯穴17mmで幅広のレシートは現存しませんので、45mm幅のレシートの芯をくっ付けて自作しました。

↓自作したレシートロールをセットしました。

↓右側にはレジスターで印字される取引種別のシンボルと金額が印字され、左側は詳細を手書きできるようになっています。
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- 2020/11/20(金) 11:12:50|
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今日は小春日と言われる好天でした。
金沢市では27℃もあって、小春日なのに夏日でした。
昨日もクマに襲われた人がいるので、今日は近場で紅葉狩りです。
卯辰山の紅葉は信号機のように赤黄緑でとてもきれいでした。





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- 2020/11/19(木) 16:31:54|
- 葉
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このところ好天が続いています。
今日は小松市の荒俣狭へ出かけてきました。
早く行き過ぎたので、渓谷に陽が当たるまでかなり待たされました。
おまけに、橋の工事や落石防止の工事で遊歩道が通行止めでした。
天気が良いし暖かいので、良い気分転換になりました。





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- 2020/11/17(火) 20:02:53|
- 花
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分解と各部品のクリーニングが終わりましたので、劣化した塗装などの修復作業をしながら組み立てていきます。
↓劣化した金額ボタンのリングを交換します。リングはカシメが強く外れないのでカットして外しました。

↓写真用紙に印字してラミネートフィルムを貼り付けます。

↓シートから切り取ったシールと購入したキーリングをキーステムに取り付け、キーバンクを組み立てます。

↓擦り減ったキーステムはポンチで打ち出して調整します。

↓左からキーバンクを取り付けて、ディファレンシャルユニットを組み上げます。

↓フレームにディファレンシャルユニットを取り付けました。

↓続いて合計器ユニットを取り付けました。
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- 2020/11/16(月) 22:09:01|
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カラスウリ (ウリ科カラスウリ属)
名前の由来は諸説あるようですが、私は唐朱瓜(唐から伝わった朱色の瓜)を支持したい。
雀瓜より大きいので烏瓜となったのではないか? とも思うのですが、
雀瓜の名前の由来には烏瓜より大きいから、 と言うのがあるので違うか?





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- 2020/11/14(土) 22:19:09|
- 実
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分解したついでに、不良個所を修理します。
↓擦り減ったキーステムの山にポンチを打ち込んで山を大きくします。

↓オペレーションボタンのストッパー部(画面中央)が衝撃で凹んでいます。

↓ここまで凹んでいるとポンチで膨張させるのは無理なので受け側のロールを大きくしなくてはなりません。
丁度良いロールがありませんのでスプリングを巻いて調整します。

↓調整したロールを取り付けた状態です。

↓スタッドが緩んでガタついています。

↓タガネとポンチでカシメました。

↓スプリングを掛けるスタッドが折れたので、穴を開けてスプリングを引っ掛けていました。

↓折れたスタッドを外してネジ穴を開けました。

↓ネジを取り付けて補強用にナットで締め付けてスプリングスタッドを作りました。

↓折れたネジです。

↓ドリルで穴を開けて、リーマを打ち込んで抜き出しました。

↓こちらも折れたネジですが、締めすぎてネジ切れたようで回りません。

↓尖がったドライバーをタガネのように打ち込んで少しづづ回して取りました。
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- 2020/11/13(金) 21:36:54|
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金沢市内の紅葉はもう少し後の様なので、紅葉前線はどのあたりまで来ているのだろうか?
と白山麓へ出かけてみました。
白山麓の麓では見頃です。
旧白峯村あたりでは葉が散り始めており、山の上部では白骨樹林となっており、それはそれで美しい景色です。






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- 2020/11/12(木) 19:51:40|
- 葉
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アンティークとはいえ何度も修理をし、その都度注油して油まみれですが、軸受け等が劣化した油で固着しています。
ユニットごと洗い油に漬けてブラシで擦ったくらいでは取れそうもありません。
やりたくはないのですが思い切って完全分解して、ワイヤーブラシで固着した油を落とす必要があるようです。
↓キーボードは各桁ごとに外れないのでディファレンシャルアッセンブリーとしてユニットで外しました。

↓ディファレンシャルアッセンブリーを外した本体、ここからプリンター部を外します。

↓プリンター部の左のフレームを外しました。

↓プリンター部を外した本体、ここから表示器とセグメントとリンクを外します。

↓外した表示器ユニット。

↓外した表示器用のセグメントとリンクライン。

↓結構分解しましたが、ここまで分解しないと合計器ユニットが外せません。

↓外した合計器ユニット。

↓これ以上分解しても意味がないので、この状態でクリーニングします。

↓ディファレンシャルユニットを更にキーバンクごとに分解しします。

↓こびり付いた古い油のカスをドライバーの先端やワイヤーブラシを使って取り除きます。すべての部品でこのような作業を行うので大変時間がかかります。

↓合計器ユニットのように分解できないもので各部が固着したものは、洗い油に漬けたまま固着がなくなるまで強制動作を繰り返します。接着剤で固めたような状態なので正常に動作するようになるまでに二日ほどかかりました。
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- 2020/11/11(水) 16:03:14|
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天気予報では曇り時々雨でしたが、陽が射すこともありましたので卯辰山の紅葉はどうなっているのだろうか?
と、見に行ってきました。
チョット早かったようですが色づいている葉もあり十分楽しめました。
あと一週間ぐらいで見頃になりそうです。





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- 2020/11/10(火) 19:36:15|
- 葉
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引き出しが出てこない、合計が合わないアンティークのレジスターのキャビネットを外してみました。
外すとは言ってもバラバラにして分解できないので筐体一括で上方へ持ち上げなくてはなりません。非力な老人は助けが必要です。
↓右側面、なんじゃ~これ! というような見慣れないメカがびっしりと張り付いています。

↓油がかかっていますが、汚れの上から吹き付けたようで汚らしいです。

↓左側面、プリンター部です、シンプルです。

↓油に汚れていてインクリボンも引き千切られています。

↓左下は記録紙(ジャーナル)巻取り部分、右側はキーボード、上部は表示器(インジケーター)です。

↓左側は金額ボタン、右側は動作開始ボタン(オペレーションボタン)です。

↓下側がキーボード、中央上が合計器です。

↓レジスター後部、バネ(スプリング)がたくさん見えますが、引き出しを閉める時にすべて引かれた状態になっています。
中央右の大きなバネが縮む力で動作を開始します。
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- 2020/11/09(月) 10:22:21|
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外出自粛と終活を兼ねてのアンティークレジスターの修理です。
2ケ月かかっても未だ完成しません。もうそろそろ終わらせたいのですが、修理箇所や修復箇所がテンコ盛りです。
初期のNational Cash Registerは指一本で操作するタイプライター方式でしたが、その後クランクハンドルを回転して操作する機種へと変わってきました。
その中で、Class1000は引き出しの出し入れで動作する、特異な機種です。
特異な機種でありながら、40年間も製造されてベストセラーとなったと言われています。
このClass1000を設計したのがチャールズ・ケタリングです。
ケタリングはレジスターを電動化したり自動車の電動スターターを発明した有名な発明家です。
引き出しの出し入れでレジスターを駆動する方法もケタリングの考案なのかと思いがちですが、レジスターの駆動を引き出しの操作で行う方法はHall Wood Cash Register社がすでに発売しておりました。
↓銅製の分厚いキャビネットに包まれたModel1055G、製造は1911年ですから100年以上前のアンティークレジスターです。

↓ナショナルレジスターの一般的な金額ボタンは下から⓵②③④⑤⑥⑦⑧⑨となっているのですがケタリングが設計したクラス1000は下から⑨⑧⑦⑥⑤④③②①となっています。Hall Wood社と同じです。

↓真鍮製ではなく銅製なので酸化して黒褐色で良い味わいを醸しています。このままでアンティーク感を味わうか、磨いてレストアーするか、悩みどころです。

↓ドロアーオペレーションの概略図 (面倒なので説明はなしです) 動作原理は後日動画でアップロードします。

↓Hall Wood Cash Register社のレジスター。1901年製で全世界に3台しか現存しないという珍しいレジスターです。
流通科学大学の中内コレクションの所蔵品です。

↓キャビネット左面にある薔薇の装飾が美しいです。ガラスケースの中に入っているので写真が撮りづらいです。

↓キャビネット右面にもある薔薇の装飾、とても美しいです。どうやって彩色したのでしょうか?

↓ドロアーオペレーションの概略図 (面倒なので説明はなしです) 動画はありません。
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- 2020/11/06(金) 20:35:22|
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ツワブキ (キク科ツワブキ属)
朝から晴天の小春日となりました。
外出自粛でボケてきましたし、日に当たっていないのでビタミン不足気味です。
紅葉には早いので、日光浴を兼ねて近所を徘徊しました。





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- 2020/11/05(木) 20:02:57|
- 花
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