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「花もわたしを知らない」

花と写真の学習帳

種漬花

タネツケバナ (アブラナ科タネツケバナ属)

雑草らしい素朴な白い小花で、美しいとか可愛いとかの形容のしようがありません。
でも、この花の名前の由来には幼い頃の生活での思い出があって馴染み深い花です。
種漬けとは種籾を選別したり発芽を促進するために塩水に漬けたりお風呂の残り湯に浸したりすることです。
田の雪が解けると、純粋な品質の種籾を生産している山間部の種籾生産農家へ種籾の買い付けツアーに出かけます。
それからの江普請(えぶしん)という用水の整備を農家総出で行います。谷をせき止めた山間の用水池から海岸近くの田までの何キロもの江溝を掃除したり補修したりする訳です。
学校が春休みになると、苗代に撒く薫炭(くんたん)作りを手伝います。これは籾殻で炭を作るわけで灰にならないように籾殻を焼くのには大変な時間と労力が必要でした。労力といっても力仕事ではないので子どもでも出来たわけです。
田に水が引ける状態になると苗代用の田んぼを耕します。田に苗床ができると、種籾を塩水に漬けて種の良否を選別する塩水選をします。塩水選が終わるとその種籾をお風呂の残り湯に漬けて発芽を促進し、苗代に撒きます。種の上には保温用に薫炭を均等に被せてその上を油紙のシートで覆います。風で油紙のシートが飛ばないようにシートの上に縄を張って苗床の完成です。

タネツケバナ901


タネツケバナ902



タネツケバナ903



タネツケバナ904



タネツケバナ905



タネツケバナ906



タネツケバナ907

テーマ:季節の花たち - ジャンル:写真

  1. 2009/03/12(木) 22:52:35|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:4
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コメント

たいへん手間のかかる作物なんですね。
だからおコメって八十八と書くんですね。
ところでタネツケバナはその間でどんなお仕事としてるのかしら?
  1. 2009/03/13(金) 00:49:42 |
  2. URL |
  3. kaach #-
  4. [ 編集 ]

懐かしいお話でございます♪
そうそう、黒い籾殻が乗せてありましたね。
この花が咲く頃に苗代を作るンでしたっけ?
蛙ちゃんが覗き見しているでしょうね。
苗代の名が付く植物も多ゥございますわよね。
地方で苗代作りの時期が違ってたのかしら。



  1. 2009/03/13(金) 09:52:55 |
  2. URL |
  3. 九ちゃん #-
  4. [ 編集 ]

kaachさん
こんばんは

>ところでタネツケバナはその間でどんなお仕事としてるのかしら?
タネツケばなは田んぼ一面に咲いて、そろそろ「種籾を漬けなさい」と教えています。
茶碗1杯で1000粒のおコメが入っているのですが、この米が一粒の実から増えるんですねv-12
種を漬ける作業は種を植える前の作業で、八十八の作業の中に入っているのかどうか知りませんが、農家には精米したお米を買って食べている消費者には分からないご苦労があるようですね。サラリーマンにもいろいろと苦労があるようですが・・・v-8
  1. 2009/03/13(金) 23:35:23 |
  2. URL |
  3. おるごどん #-
  4. [ 編集 ]

九ちゃん
こんばんは

最近というか機械化されれた稲作では苗も陸のハウスで作ったり農協から買い入れますが、北陸は早場米地帯ですから4月の初めに田んぼに苗床をつくって苗を育て、苗が生長した5月に田植えを行っていました(北陸では)。
ですから「苗代」は4月の季語で、「田植え」は5月季語なのです(北陸では)
九州ではどうだったのでしょうか?
  1. 2009/03/13(金) 23:53:02 |
  2. URL |
  3. おるごどん #-
  4. [ 編集 ]

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