「花もわたしを知らない」

花と写真の学習帳

蜘蛛の糸

クモノイト

陀多は大きな声を出して、「こら、罪人ども。この蜘蛛の糸は己(おれ)のものだぞ。お前たちは一体誰に尋(き)いて、のぼって来た。下りろ。下りろ。」と喚(わめ)きました。
 その途端でございます。今まで何ともなかった蜘蛛の糸が、急に陀多のぶら下っている所から、ぷつりと音を立てて断(き)れました。ですから陀多もたまりません。あっと云う間(ま)もなく風を切って、独楽(こま)のようにくるくるまわりながら、見る見る中に暗の底へ、まっさかさまに落ちてしまいました。
 後にはただ極楽の蜘蛛の糸が、きらきらと細く光りながら、月も星もない空の中途に、短く垂れているばかりでございます。

クモノイト1001



クモノイト1002



クモノイト1003



クモノイト1004



クモノイト1005



クモノイト1006



クモノイト1007



クモノイト1008



クモノイト1009



クモノイト1010

テーマ:自然の写真 - ジャンル:写真

  1. 2010/07/19(月) 21:15:53|
  2. 自然
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

こんなにすごいモダンアートにはさぞかし芥川龍之介も驚いたことでしょう・・・

どうしたらコウ見えるのでしょうか?
  1. 2010/07/19(月) 23:03:54 |
  2. URL |
  3. kaach #-
  4. [ 編集 ]

kaachさん
おはようございます。

>どうしたらコウ見えるのでしょうか?
早朝に蓮沼で東の方角を眺めると、蓮の花と葉の間に張った蜘蛛の巣がこの世のものとは思えない美しい色で輝くのでございます。
老いたる者も若者も、男も女も、健やかなる者も病める者も、金持ちも貧乏人も、分け隔てなく見えるのでございます。
ただ、見ようと思う者だけが見ることが出来るのでございますv-8
  1. 2010/07/20(火) 07:39:33 |
  2. URL |
  3. おるごどん #-
  4. [ 編集 ]

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