「花もわたしを知らない」

花と写真の学習帳

弟切草

オトギリソウ (オトギリソウ科オトギリソウ属)

帰郷のおり田の近くの山地で2輪のオトギリソウを見つけました。葉にも花にもオシベにもメシベにもチシブキのような黒点が見られました。本種のオトギリソウは5年前に住居近くの工業用地で見たのが最後でした。苔オトギリなどは田んぼの雑草として時々みられますが、オトギリと名付けられているからには血飛沫(チシブキ)が欲しいです。

オトギリソウの名前の由来は有名ですが、あらためてネットでググって見ました。

『1713年に刊行された寺島良安の『和漢三才図会』に「弟切草、正字未詳、按ずるに弟切草、初生は地膚子(ハハギ)の苗に似て、両々対生し、枝が有って、茎葉は揉めば汁が有って、暫くすれば紫色に変ず。六、七月に小黄花を開き、単への五弁にして細きズイ有り。三つの稜有り、中に細子有り、黒色。茎葉は金瘡、折傷及び一切の無名の腫物につけて神効有り」と植物形態と薬効が記されています。これは明らかに現在のオトギリソウです。
 さらに、その名の由来について「相伝う。花山院の朝に鷹飼有り。晴頼と名づく。其の業に精しきこと神に入る。鷹傷を被ること有れば、草を揉みて之に傳くれば則ち癒ゆ。人乞うて草の名を問えども、之を秘して云わず。然るに家に弟有り。密に之を洩らす。晴頼大いに念り之を刃傷す。此れ自り、鷹の良薬たることを知り、弟切草と名づく」と記しています。弟が秘密を漏らした相手はライバルの鷹匠であり、その娘と晴頼の弟が恋仲であったという俗説も伝えられています。恋ゆえに兄を裏切った弟を切り殺したという誠に物騒な、哀れな植物の名前です。そのときに庭に栽培していた薬草に弟の血潮が飛び散り、その跡が葉に残っていてオトギリソウの名がついたとされています。 』

オトギリソウ1001



オトギリソウ1002



オトギリソウ1003



オトギリソウ1004



オトギリソウ1005

テーマ:季節の花たち - ジャンル:写真

  1. 2010/08/18(水) 22:28:50|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:2
<<鬼芝 | ホーム | >>

コメント

『オトギリと名付けられているからには血飛沫(チシブキ)が欲しいです。』
ありゃァ”弟切草”などと物騒な名前の出所はそうなのかぁ
ソンで”血しぶき”が欲しいのかぁ
  1. 2010/08/19(木) 00:41:11 |
  2. URL |
  3. kaach #-
  4. [ 編集 ]

kaachさん
おはようございます。
趣味が高じて家族への愛も家財も無くす、ってことはよくある話です。
たかが鷹、弟とどちらが大切たったのかは後で分ったことでしょう。
ひとへの思いやりがどこか欠けて悲惨な出来事がおこる昨今ですね。
  1. 2010/08/19(木) 07:44:39 |
  2. URL |
  3. おるごどん #-
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://orugodon.blog17.fc2.com/tb.php/1668-8d2096bc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィール

おるごどん

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する