「花もわたしを知らない」

花と写真の学習帳

鱗壁

鱗壁とは壁の外壁に鱗状に外壁材を貼り付けたものです。
先日、外壁一面に瓦を鱗状に重ねた土蔵を発見しました。日本の建築学上の重大な発見では??
土壁を風雨や雪から守る方法として漆喰を塗った土蔵は良く見かけます。漆喰より耐久性のある瓦を張った海鼠壁もたまに見かけますが、壁用の瓦を鱗状に貼った建築物って日本では見かけませんよね。
でも、この瓦は手作りではなく、工場で大量生産したような感じです。どこで作ったのでしょうか?



↓伝統的建築物の指定をして保存すべきと思うのですが、私の力ではどうにもなりません。
鱗壁1401


↓上部の漆喰は剥がれていますが、鱗瓦はしっかりと外壁を守っています。
鱗壁1402


↓所々割れていますがモルタルで補修されています。古い瓦で釉薬の掛りが薄い部分もありますが、反りが無く良い焼き上がりです。
鱗壁1403


↓瓦を釘で止める工法だし基礎部分がコンクリートなのでそんなに古いものではないのかもしれませんね。
鱗壁1404


↓角(コーナー)に接している三角形の瓦にも縁が付いています。
鱗壁1405

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以下は良く見かける海鼠壁の構造を解説したものです。

↓金沢城址公園にある三十軒長屋の海鼠壁。19世紀中ごろに再建されたものです。
金沢城三十軒長屋の海鼠壁 1401


↓伝統工法の海鼠壁は土壁に平瓦を貼り付けて目地に竹釘を打って瓦を固定し、目地に漆喰を海鼠の様に盛り上げて瓦を固定したものです。
土蔵の海鼠壁 1401


↓なんちゃって海鼠壁の工法は瓦の瓦の止め方が竹釘ではなく(瓦の窪んでいる部分が竹釘で抑えられる部分)、木枠で瓦を囲って木枠に金網を打ち付けてその上にモルタルを塗っています。瓦の上に横に長く乗っかっている木材はモルタルを蒲鉾状に塗る時の養生板(マスキングテープ)です。
成巽閣の海鼠壁 1405


↓平成の築城と言われた金沢城の海鼠壁はなんちゃって工法と伝統的工法をミックスした近代的工法で作られています。
平瓦を金具でネジ止めしていますから地震でも大丈夫!
金沢城 五十軒長屋の海鼠壁 1401


↓兼六園の東側に隣接している成巽閣の海鼠壁です。西暦2000年に塗り直しました。
成巽閣の海鼠壁 1401


↓なんちゃって工法ですが、手前と奥で多少違っています、造られた時代が違うのでしょうか?
成巽閣の海鼠壁 1402


↓手前の部分。漆喰が剥がれない様に蒲鉾型の板に刃物傷がたくさん入っています。漆喰の接着性を良くするために漆か膠の様な物が塗られています。
成巽閣の海鼠壁 1403


↓奥の部分。接着剤を塗らず刃物傷を大きくたくさん付けていますが、漆喰は簡単にはがれています。
成巽閣の海鼠壁 1404


↓陶器製のなんちゃって海鼠壁。メンテナンスフリーなところがメリットですが・・・・。
陶器製の海鼠壁 1401

テーマ:建物の写真 - ジャンル:写真

  1. 2014/02/03(月) 22:53:04|
  2. その他
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  4. | コメント:2
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コメント

いろいろ

昔の壁の塗り方 作り方もいろいろあるんですね。
小さいころ見た 壁土に藁を練りこんでいるところは わすれられません。
何日か前 壁土に 稲が練りこまれて 粋でしたが さて京のどこだったか 
おもい出だせません それが問題です!
  1. 2014/02/09(日) 06:16:07 |
  2. URL |
  3. 小紋 #-
  4. [ 編集 ]

小紋 さん
こんばんは。

最近のことはすぐに忘れるけど、昔のことはいつまでも記憶に残っていますね~v-8

子どもの頃に左官やさんの作業を良く見ていましたので、いまでもむき出しの土壁を見つけると近寄ってマジマジと見ます。
細かく切った古藁を土と混ぜる作業は子どもの頃にやりました。こういう経験は忘れないものですね。
  1. 2014/02/09(日) 22:06:08 |
  2. URL |
  3. おるごどん #-
  4. [ 編集 ]

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