伊藤常次郎 (民具・民俗資料収集家)
先月、白山麓へ秋の山野草を撮りに行った時のことです。
大日川ダムの奥の方からハイキングの人が何人も歩いてくるので、
「この先には何があるのですか?」と尋ねると、
『この時期はダムの水が少なくなって、昔ダムの底に沈んだ村の住居跡が見られるんですよ』
「車で行けますか?」
『県道だから舗装されていて、小松市まで続いています』
とのことなので行ってみることにしました。
車で3kmほど走ると、小原のふる里と書いた石碑や地蔵堂が建っていて、大日川の対岸にはダム湖に沈んでいた小原の集落跡とみられる緑色の平地が広がっていました。
伊藤常次郎氏のふる里の小原でした。
氏は亡き両親や湖の底に沈んだ故郷を愛し、帰郷し自らも白山麓で焼畑や炭焼きをしながら、数多くの民具を収集し、数万点の民具や民俗資料を加賀市や小松市に寄贈したのです。
寄贈した民具のデーターベースはこちら↓大日川ダム

↓ダム湖に沈んだ小原の集落跡

↓ダム湖に沈んだ小原の集落跡

↓地蔵堂





↓小原の住居地図




重要有形民俗文化財・白山麓の山村民家(加賀市中央公園)
テーマ:湖岸の風景 - ジャンル:写真
- 2014/11/15(土) 22:30:19|
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