601-P電話機はNTTのプッシュホンです。
先日、実家のホームテレホンが雷で壊れてしまったので古いプッシュホンに付け替えたところ、プッシュボタンを押すたびにカジガジとひどいノイズが乗ってつかいものにならないことが発覚しました。
念の為に持って行った留守番機能付きの電話機が、電源なしでも使えた(基本機能のみ)ので
今後はそちらを使うことにしました。
「こっちの方がボタンも大きくて使いやすいから、そのプッシュホンはお前にやるよ」
「でもこの電話機は電電公社のレンタルじゃないの?」
「たしか、買取だったとおもうけど・・・・」
↓レトロ好きにはたまらない古いプッシュホンです。
プッシュホンですけどボタンを押すと「ピポパ」と鳴るトーン式ではありません。どのボタンを押しても「ピッ」としかならないパルス式プッシュホンです。 おまけに「カジッガジッ」とひどいノイズが乗るので押した番号どうりにはかかりません。受信専用なら問題ないですけど・・・・。

↓お買い上げ年月日のシールが貼ってあり、電電公社じゃなくて電電株式会社(NTT)となっていますからリース物件ではないようです。公社時代は電話関連機器はすべて貸出でしたが、NTT株式会社になってからは、リースと買取を選択できるようになりました。

↓ボタンをおすと「カジッガジッ」とひどいノイズが乗るので、キーボードの接点が汚れているのでしょう。

↓通話中にノイズが乗る場合は受話器ホルダー下のメインスイッチの接触不良も考えられます。

↓キーボードを外して接点を磨くことにしました。リーフタイプの3枚のスイッチブレードの接点が汚れていました。

↓ボタンのスイッチは汚れていませんでした。しかしキーボードを組み立てようと組み立てを試みるのですが3枚のリーフタイプ接点の取り付けが分かりません。どうも基盤に付いている接点ブレードを外してキーボード側に乗せてから組み立てる様です。

↓キーボードのクリーニングをして3枚のスイッチブレードを取り付けます。

↓防塵接点ゴムシートを取り付けます。

↓基盤を載せてネジ止めします。

↓基盤から取り外したスイッチブレードを基盤のピンに合わせてハンダ付けします。

完成した電話機を自宅の電話モジュラージャックに接続して正常動作を確認しました。
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- 2014/12/30(火) 10:23:27|
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601-PのDTMFトーンに混じってガリガリといっていたのが、この修理方法で無くなりました。ありがとうございました。
- 2016/03/23(水) 20:34:26 |
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- くりやん #-
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くりやん san
601-pをいまだに使っていらっしゃる?
スマホや携帯電話が万人に行き渡って、一家に一台の固定電話を使う必要がなくなりましたね。
このブログが役立って嬉しいです。
ありがとうございました。
- 2016/03/23(水) 22:43:22 |
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- おるごどん #-
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自宅交換機のメンテナンスの時にだけ使っています。(笑)
- 2016/03/23(水) 22:48:52 |
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- くりやん #-
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くりやん san
自宅交換 機?
妾宅をいくつも持っていらっしゃる?
奥様が交換機の前でヘッドセットを付けて盗聴している?
んなわけないよね~。(笑)
- 2016/03/24(木) 00:02:51 |
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- おるごどん #-
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この電話機はピポパと鳴るトーン式ですよ
耳に受話器を強く押し付けるとどのボタンを押しても「ピッ」としかきこえないかもしれませんが・・・
ダイヤルパルス式プッシュホンならばダイヤル回線で使用でき、プッシュ回線では使用できないはずですが、この電話機はプッシュ回線で使用でき、ダイヤル回線では使用できません
- 2016/05/25(水) 18:01:58 |
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> この電話機はピポパと鳴るトーン式ですよ
> 耳に受話器を強く押し付けるとどのボタンを押しても「ピッ」としかきこえないかもしれませんが・・・
> ダイヤルパルス式プッシュホンならばダイヤル回線で使用でき、プッシュ回線では使用できないはずですが、この電話機はプッシュ回線で使用でき、ダイヤル回線では使用できません
ご連絡ありがとうございました。
ご指摘のとおり、トーン式でした。
接触不良のノイズでトーン音が聞こえなかったか、あまりの古さにダイアル回線で使用していたものとの思い込みがありました。
お詫びして訂正します。
- 2016/05/25(水) 19:55:53 |
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- おるごどん #-
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メルカリで写真と同じ色のものを購入しました。日本電電株式会社2 CL電話機(G) 88.1 T 設置S63年2月NTT3工(?)東(備品)というラベルが貼ってあります。発信・通話はOKでしたが着信音が「ガチガチ」音しか出なくケースを開けて調べたら、リンガユニットの両側に付いている鉄琴板にソレノイドの打撃棒が届いていませんでした。鉄琴板を押さえているゴムブッシュが硬化して痩せてしまって間隔が広がってしまったようです。とりあえずリンガーユニットを取り出してひっくり返して中を見ると、棒を吊っているばね板を片側から引っ張っている螺旋ばねが付いていて、螺旋ばねの張力を調整するノッチがありました。ノッチの位置を緩める方向に3段階ほど移動したら鉄琴のいい音が鳴り初めました。601-Pの着信音は気持ちの良い音ですね。いまこの電話機の受話器と本体との間をモジュラー接続に変えて、電話機と受話器の間にパイオニアのTF-TA11という受話音量調整装置を取り付けようと計画中です。本体側にはこれを設置します。
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/6112S4t36IL._SL1100_.jpgこれから出ている4線(黒赤緑黄)を基板のマイク端子(T1,T2)スピーカー端子(R1,R2)にどうつなげばよいのか?思案中でかなり迷走しています。
- 2019/01/09(水) 09:56:37 |
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- Toshi #ltJV4PZM
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Toshiさん
こんにちは。
なかなか凝ったことをお考えのようで、頭が下がります

そもそも電電公社の電源(48V?)を使っている古い電話
器の受話器を平成時代の電話
機に接続して使用する機器(3V、5V、12V)に接続しても大丈夫なんでしょうか?
昔の受話器はスピーカもマイクもボイスコイルを駆動していますが、現在の受話器は圧電素子とかコンデンサーマイクで出来ていますよね。
お止めになった方がよろしいかと・・・

でも後学の為に人柱になって下さい。

- 2019/01/09(水) 15:04:55 |
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- おるごどん #-
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で、電圧?!!!?
とりあえず、受話器のところで通話状態で測ってみました。スピーカ0.07V(今風のは0V)、マイク2.9~3.2V(今風ので1.93V)ありました。約1Vほど601-Pのほうが電圧が高いですね・・・
TF-TA11の回路図は出ていなくとりあえず中を開けてみました。4芯とも回路基板に取り込まれています。基板にボリュームが付いていてこれで受話音量を変えているようです。回路は見てもさっぱりわかりません。開けたついでに外付け単一電池BOXが使えるように電源線をはんだ付けしました。この機器は高齢者用なのに単4乾電池(2本直列)を使っていてすぐに電池切れで使い物にならないらしいですね。耳が聴こえなく年齢は脳もボケてしまうのでメンテナンスフリーでなければなりません。
肝心の401-Pに使えるかどうかは説明書を読む限りでは全く不明です。「本体から受話器を取り外せない電話機にはお使いいただけません」。モジュラー接続だから当たり前だよな・・・、「危険:分解・改造・ハンだ付けしない」。もうやってしまったよ・・・最近の技術者は昭和の頃より劣化しているみたいですね。論より証拠601-Pをみれば判りますよね。なぜ敢て401-Pにこだわるかというと、ボイスコイルのほうが音質が自然なんですよね。
- 2019/01/10(木) 01:33:35 |
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- Toshi #ltJV4PZM
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Toshiさん
おはようございます。
やる気十分ですね

配線の確認は、デジタル電話機とTF-TA11を接続してTF-TA11の出力側のモジュラーコネクター半田部でスピーカーとマイクを識別すれば自ずと結線は確定しますよね。
ボイスコイルだと益々電池を消耗しますから、外部電源は正解ですね。
- 2019/01/10(木) 11:42:47 |
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- おるごどん #-
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問題となりそうなのはマイク印加電圧が3.2Vあり、TF-TA11の電源電圧3Vよりも高いという事でしょうか・・・
それらしき回路を探してみたところ以下が見つかりました。
電話機
出願日 1994年9月13日 (24年4ヶ月経過)
出願番号 1994-247219
公開番号 1995-202999
https://astamuse.com/ja/published/JP/No/1995202999まだ現品の素子を詳しく調べていないですが、回路図には問題なさそうです・・・???
23K1103P
2SA1121SC
25D601A-R
TA-7368P
逆バイアス電圧とか過電流でおかしくなるのかもしれませんね・・
- 2019/01/10(木) 12:08:38 |
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- Toshi #ltJV4PZM
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Toshiさん
こんばんは。
この特許はTF-TA11のもののようですね。
良くここまで突き止めたものです。
脱毛いや脱帽です。
TF-TA11を買わなくても秋月の「ta7368使用小型アンプキット」を受話器に組み込んだ方が早かったかも

- 2019/01/10(木) 17:55:11 |
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- おるごどん #-
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TF-TA11をもう一度開けてみたところそれらしきICは8pinの1個だけしか付いていないように見えました。ICには34119 PE45とプリントされています。モトローラーのMC34119なのかな?
http://aitendo3.sakura.ne.jp/aitendo_data/product_img/ic/audio/MC34119.pdfあとはチップ部品とコンデンサー、ボリューム、音質切り替えスイッチ、LEDランプチップしかないように見えます。特許回路からかなり簡素化されているように思いました。秋月の「ta7368使用小型アンプキット」は面白そうなので試してみようと思います。
計画のモジュラーの変換工事は、メスソケットが中国からまだ届いていないので現時点では未着手状態です。
- 2019/01/10(木) 20:11:04 |
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- Toshi #ltJV4PZM
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書き忘れましたが、TF-TA11を購入したほとんどの人が、この問題で困ってしまっているようですね。
http://oretekino1.sblo.jp/archives/20180213-1.html
- 2019/01/10(木) 20:29:49 |
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- Toshi #ltJV4PZM
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Toshiさん
こんばんは。
受話器には空洞がたくさんありますので、この中にta7368使用小型アンプキットの基盤を使わないで部品を接続して入れてスピーカーを接続すればモジュラーコネクターは要らないのでは?
マイクは増幅する必要がないのでそのままで使えるのでは。
外部電源のケーブルは受話器のカールケーブルのカールの中を通せば邪魔にはならないのでは。
私ならこの程度で納得です

- 2019/01/10(木) 22:29:20 |
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- おるごどん #-
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はい。
試してみます。
- 2019/01/10(木) 23:44:30 |
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- Toshi #ltJV4PZM
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パイオニアのTF-TA11受話音量調整装置が黒電話601-Pで使えるかどうかをお客様相談センターに尋ねてみました。電気回路的には問題ないという回答がありました。少し前進ですね。あとは電話機と受話器を繋ぐカールコードの電話機側の直結をモジュラージャック接続で切り離せるようにすればOKですが、回線工事なので電話工事担任者でないとできないと思います。NTTに聞いたら「やれない」という返事でした。おそらく型式認定の縛りだと推定しています。となれば自分でやりましょう。工事担任者の資格はあります。メスの4極4芯のソケットはアマゾンで注文、中国からさて今頃どこにあるのやら?オスの4極4芯のモジュラーソケットとモジュラーペンチもアマゾンで注文して届きました。メスの4極4芯のモジュラーソケット背面から出ている4本の線は、電話機基板のR1,R2,T1,T2のオス平端子につなぎますがこのメス平端子も手元に届きました。なんとスピーカー端子接続用の豪華金メッキ仕様です。別途、電話回線用の6極2芯(4芯)のモジュラーの爪が折れていたので練習を兼ねてやってみました。クロス結線なので線の並びに注意が必要です。薄い単層被覆の4芯の平ケーブルでしたが、これが端子奥まで挿さらず悪戦苦闘しました。モジュラーペンチはこれは使い勝手が良いですね。ミヨシのアマゾンで800円でした。
なお、音量調整ができる黒電話というのもあったみたいですね。
3番目のものには受話器の中身の写真もありますが、回路基板はなぜかマイクの側についています。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m305636023https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h368547426https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b362266585
- 2019/01/16(水) 23:32:11 |
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- Toshi #ltJV4PZM
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Toshi さん
おはようございます。
「モジュラーペンチ」、むかしネットワークのサービスでケーブルを作成するときに使いました、懐かしいです。
音量調整受話器、トランジスターの時代にそんな便利な電話器があったのですね。福祉機器いうのは最近の話だと思っておりました。
音量調整受話器の回路がマイク側に付いているのはマイクは少し簡素化できるが、音質音量を重視するスピーカー側を犠牲にしたくなかったからではないでしょうか?
私なら、改造計画云々の前にこの電話器を買います

そして回路図を作成して、自作します

- 2019/01/17(木) 08:47:49 |
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- おるごどん #-
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これからは高齢者社会となって耳が聴こえないお年寄りが急激に増えるでしょう。
こういう電話機が普通の値段で買えないのは残念ですね。
ジャンボプラス
https://item-shopping.c.yimg.jp/i/n/meidentsu_hd60j値段がジャンボだから?
- 2019/01/17(木) 20:27:34 |
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- Toshi #ltJV4PZM
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Toshi さん
こんばんは。
普通の値段がどれだけなのかは知りませんが、この価格は需要と供給の市場原理でなのでは?
製造メーカーにとって受話音量を大きくすのは簡単なことだとは思いますが、スマホの時代に固定電話はもう売れないのだと思います。ちなみに我が家のホームテレホン(ビジネスホン?)のレカムFXでは音量ボタンがあります。
- 2019/01/17(木) 22:11:54 |
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- #-
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うまくいきました!
1月6日に注文していた4極4芯のモジュラーコネクター(メス)が本日やっと中国から届いたので、基板直結のカールコードを電話機内でモジュラー接続できるように工事しました。(工事は電話工事担任者という国家資格が必要です)4極4芯のモジュラー端子(オス)は早々に届いていました。基板のT1,T2、R1,R2端子にカールコードからの白線2本と黒線2本が平端子で接続されています。これを端子近くでカットしてそこにモジュラーのオスを取り付けます。白線、黒線はそれぞれが単線なのでこれを4芯フラットケーブルの形に整列させておいてアロンアルファーで固定しました。幸いなことに既存の4極4芯ケーブルとほぼ同じ線幅、線厚になりました。各線の配列はモジュラー端子の爪が下になる向きで、左から順にT1,R1,R2,T2と並びます。この順でモジュラーのメス配線の黒、赤、緑、黄とつながります。4色の線に平端子のメスを圧着ペンチで取り付けて、それを基板のそれぞれが対応するT1,T2、R1,R2端子に挿し込んで工事完了です。発着信、通話に問題ないことを確認したのちに、本命のパイオニアのTF-TA11を装着してみました。結果は・・・・大成功
!!!いろいろありがとうございました!!!!
- 2019/01/22(火) 00:02:25 |
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- Toshi #ltJV4PZM
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Toshi さん
おはようございます。
601-P改造計画の完成、おめでとうございます。
さすが、「電話工事担任者」でございます。
最近のモジュラー接続の通信機器をつなぐだけの技術者とは大違いですね。っていうか物を大切にする世代の最後の生き残りですね

。
私は、そのような国家資格は持っておりませんので、モジュラー接続の機器しか接続しておりませんが、メタル回線に電話子機6台、コードレスホン1台、インターホン、モデム、ルーター、リピーター、ブリッジなどを繋いで、旧電電公社様から光回線にしてくれと泣きつかれています

- 2019/01/22(火) 08:48:22 |
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- おるごどん #-
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その後、今まで使ってきた電話機と601-Pとの受話音声の質の違いを聴き比べてみました。今まで使ってきた電話機の音質は絵で例えるならば〇の外周に棘(ノイズ)がいっぱい突き出たイガイガ声が聞こえます。対して601-Pから聞こえる声はそれが全くない、非常に滑らかなものでした。黒電話恐るべしですね(^^♪
なお回線側6極2芯のケーブルも電話機本体との接続をモジュラー接続に換えました。最初は本体の中に接続ソケットを置いていたのですが、線の抜き差しが不便なので最終的にはコンセントを外に出し、メスコネクター背面を本体ケースに両面テープで貼り付けてあります。以外にしっかり貼りついていますよ。ただし出べそみたいになったのは見ないことにしましょう(^^‼
- 2019/01/22(火) 21:49:24 |
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- Toshi #ltJV4PZM
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