「花もわたしを知らない」

花と写真の学習帳

加賀繍(かがぬい)

石川県の伝統工芸で衣服に関するものには、牛首紬や能登上布の他に、加賀繍(加賀刺繍)があります。
加賀繍は、金沢市や白山市美川町で受け継がれてきた日本刺繍です。
加賀繍が受け継がれてきた背景には、金沢市や美川町は仏壇の製造が盛んな土地であり、仏具の打敷に施す豪華な刺繍だったことが挙げられます。また加賀友禅の着物への加飾として用いられたこともあるのでしょう。
先日、七尾市中島町の明治の館室木家で、大正時代の婚礼衣装に施された加賀繍と思われる刺繍を見る機会がありました。

↓♪窓に西日が当たる部屋で~♪  なので、ガラスに背景が映り込んでいます。この花嫁衣裳の黒い打掛は花嫁道中用で、黒い打掛に金糸銀糸で松と鷹が刺繍されています。す。
加賀繍-1604

↓左上に多少の映り込みがあります。黒羽二重?の生地に鷹匠の鷹が縫われています。松の枝ぶりも見事です。
加賀繍-1603

↓鷹の胸毛、羽毛が本物の様に表現されています。
加賀繍-1601

↓本物の紐が縫い付けられているのではないかと見まごう程です。
加賀繍-1602

↓白色の打掛は室内用で、刺繍された文様の説明が書かれています。婚礼衣装に「蛤」は厭らしいのかと思ったがそうではないみたいです。
加賀繍-1608

↓こちらも ♪窓に西日が当たる部屋で~♪  なので見ずらいですが、ハマグリが蜃気楼を吐いている図柄です。
加賀繍-1607

↓刺繍としては技巧を凝らしているのでしょうが、ハマグリが蜃気楼を吐いているのは空想の世界なので、図柄としては稚拙な感じです。
加賀繍-1606

↓下手な南蛮絵を写したような図柄ですが、生地は最高の綸子でしょうか? 現像技術の粋を集めて生地の文様を浮き出させました(苦笑)
加賀繍-1605

テーマ:日本の産業遺産 - ジャンル:写真

  1. 2016/04/16(土) 21:37:39|
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