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「花もわたしを知らない」

花と写真の学習帳

更紗空木

サラサウツギ (ユキノシタ科ウツギ属)

卯の花に最も近い空木です。卯の花との違いは八重咲きで額が紅色のところでしょうか。
サラサウツギ001



サラサウツギ002

サラサウツギ003



サラサウツギ004


夏は来ぬ
             佐々木 信綱 作詞

卯の花の におうかきねに
時鳥(ホトトギス) 早もき鳴きて
しのび音もらす
夏はきぬ

五月雨の そそぐ山田に
早乙女が 裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗植うる
夏はきぬ

橘の かおる軒ばの
窓ちかく ほたるとびかい
おこたり諌むる
夏はきぬ

楝(おうち)散る 川辺の宿の
門遠く 水鶏(くいな)声して
夕日涼しき
夏はきぬ

五月やみ ほたるとびかい
水鶏(くいな)鳴き 卯の花さきて
早苗植えわたす
夏はきぬ


昭和生まれの私には、昔懐かしい日本の情景が瞼に浮かびます。
作詞の佐々木信綱氏は国文学者で歌人ですからこのように古典的な美しい言葉を思いつくのですね。
日本の四季を言葉で表した場合の例として、源平盛衰記の「布引の滝」の項があります、、
「備前国住人難波六郎経俊が滝壷に入り見渡すと東には春の景色、南には夏の、西には秋の、北には冬のと四季の景色が展開していた。」とあり、
夏の景色では
「南は夏の心地也、立石遣水底浄、汀に生る杜若、階の本の薔薇も、折知がほに開けたり。垣根に咲る卯花、雲井に名乗杜鵑、沼の石垣水籠、菖蒲みだるゝ五月雨に、昔の跡を忍べとや、花橘の香ぞ匂、潭辺に乱飛蛍、何とて身をば焦すらん、梢に高く鳴蝉も、熱さに堪ぬ思か」と表現しています。
「卯花」「杜鵑(ホトトギス)」「五月雨」「花橘」「蛍」夏の季語を並べただけと言えばそれまでですが・・・・

テーマ:季節の花たち - ジャンル:写真

  1. 2007/06/07(木) 20:22:43|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:6
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コメント

先生!質問~♪

3番の三行目、『おこたり諌むる』は、なぜこの詩に必要なのかわかりません。
http://park1.wakwak.com/~hirobo/syoka/AutoSyoka/natu.html
ほかるの光♪
美しい夏の風情だけでいいのにね
  1. 2007/06/09(土) 07:53:01 |
  2. URL |
  3. miyo #syYevUeU
  4. [ 編集 ]

気ゆるんでません?

miyoさん

鋭い質問、痛みいります。
アイタタ~

おこたえいたしますぅ~
『おこたり諌むる』には諸説がありまして、
[その1]
「義経記」によりますと
『弁慶(べんけい)「あれは加賀(かが)の白山(しらやま)より連(つ)れたりし御坊(ごばう)なり。あの御坊故(ゆゑ)に所々(ところどころ)にて人々(ひとびと)に怪(あや)しめらるるこそ詮(せん)無(な)けれ」と言(い)ひけれども、返事(へんじ)もせで打(う)ち俯(うつぶ)きて居(ゐ)給(たま)ひたり。弁慶(べんけい)腹立(はらだ)ちたる姿(すがた)になりて、走(はし)り寄(よ)りて舟端(ふなばた)を踏(ふ)まへて、御腕(かひな)を掴(つか)んで肩(かた)に引(ひ)つ懸(か)けて、浜(はま)へ走(はし)り上(あ)がり、砂(いさご)の上(うへ)にがはと投(な)げ棄(す)てて、腰(こし)なる扇(あふぎ)抜(ぬ)き出(い)だし、労(いた)はしげも無(な)く、続(つづ)け打(う)ちに散々(さんざん)にぞ打(う)ちたりける。見(み)る人目もあてられざりけり。』
勧進帳で弁慶が義経を錫杖で打ち据えるのがこの部分で『おこたり諌むる』に該当する箇所と言われています。
が、
夏はきぬとはまったく関係がございません。
[その2]
蛍の光とくると窓の雪と続きたいところですが
雪は冬の季語だから使えない。
そこで「蛍」=「蛍雪」=「苦学」というイメージから
『行動を律して学業に勤しみなさい』と
文部省が喜びそうな語句をいれてみた。
この一言でこの詩全体が台無しになっているということは
miyoさんの指摘を受けるまで誰も気づいていない。
[その3]
夏は気の緩みやすい季節である。
動物には「サカリ」という生理的欲求があり
「蛍狩り」などと称して・・・・
♪誘惑の甘い罠~♪など浮かれてはいけないということよ。
↑この歌は山口ももえだったか山口もえだったかの唄でしたかね?
山口もだえの歌でわたしが好きなのは
♪ごめんね~ 去年の彼(ひと)と 股(また)比べてる~
です。
  1. 2007/06/09(土) 10:28:09 |
  2. URL |
  3. おるごどん #-
  4. [ 編集 ]

イセキ「サナエ」は5条植

miyoさん
おはようございます。
リンクのアニメーション、大変な秀作ですね。
バーコードのコブトリ爺さんが唄のイメージには合わないようですが、
この爺さんもこの唄には相当の思い入れがあるようで「同類相憐れむ」ところです。
絵は素人っぽくていい味ですし、情景は経験者でないと描けないであろうと思われ、スタジオジブリよりすばらしい描写です。

圧巻は2番目
五月雨の そそぐ山田に
早乙女が 裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗植うる
夏はきぬ
のところで、
山田の畦の取水口とか
苗が二株だとか四条植えだとかの描写です。
わたしもこの2番目の詩が大好きです。
昔の田植えは家族近所のお手伝い総出で一直線にならんで行ったもので、
初心者は一度に三条(3列)、慣れると四条(4列)、上級者は五条(5列)植えました(?)
5条植えられる娘さんは「引く手数多(あまた)」で嫁の貰い手が多かったそうです。でも最近は農家に嫁ぐ女性は少なくなり、その嫁も「日に焼ける」とか「腰が痛い」とか言って田んぼにははいりません。
そこで考えられたのが5条植えの井関の「早苗ちゃん」です。嫁入り道具に持たせましょう。

蛍の項では眠くてコックリコックリしている様子を描いていますが、この方は蛍雪をイメージしているようですね。なつのイメージは団扇片手に蛍を追うシーンとか、浴衣で蛍狩りが妥当なところです。ましてコックリコックリを『おこたり諌むる』にあてているのは可愛そうですがな。
  1. 2007/06/09(土) 11:18:42 |
  2. URL |
  3. おるごどん #-
  4. [ 編集 ]

緩みっぱなし~♪

ほかるの光♪

先生!
「義経記」の現代語訳もお願いします。

それにしても、
>橘の かおる軒ばの
>窓ちかく ほたるとびかい
このフレーズが余りにも牧歌的な風景を思い起こされるので、違和感が否めません。
子供が蛍を追って遊んでいるのを諌められる様だと『怠り』という文字が必要なくなりますでしょ。
作者も文部省の圧力に平伏した。というところでしょうか。
嫌々ながら、真ん中の3番目にはめ込んだのでしょうかね。

誰でも一度だけ経験するのよ~♪
蛍の光ならぬ、公園の電灯下で何が繰り広げられるのかは、わたくし、経験のないもので、想像いたしかねます^m^

やっぱり2番が好きでしたか^m^
昔の田植えを経験した私も、このアニメーションをとても楽しめました。

P.S.
アニメーション一覧を開いて、
おてて~♪つないでぇ♪
これを見てね。とてもおもしろかったよ。
  1. 2007/06/09(土) 14:59:53 |
  2. URL |
  3. miyo #syYevUeU
  4. [ 編集 ]

>♪ごめんね~ 去年の彼(ひと)と 股(また)比べてる~

棒?
ほれほれ!
ブログの品位はいったいどうなった?
  1. 2007/06/09(土) 15:17:35 |
  2. URL |
  3. miyo #syYevUeU
  4. [ 編集 ]

あ~疲れたぁ

わたくし、孫の写真をいれる葉書きサイズの縦型フレームを買いに行ってあっちこっちと半日も探し回り、疲れてしまったのよ!だからうちの孫みたいに「あれは?」「これは?」と何度も何度も何度も聞かないでね。
>「義経記」の現代語訳もお願いします。
って、漢字にカナも打ってあるし、ほとんど現代語ですからこれ以上は無理です。
>公園の電灯下で・・・経験のないもので・・
って、明かりの下では蛍も出づらいし、暗いところなら・・経験無いとはいわせんぞ。
>おてて~♪つないでぇ♪ これを見てね。
って、肥溜めに落ちるまでは心安らかでしたが、狐や狸がでてきたころから動揺に変りました。
>ブログの品位はいったいどうなった?
って落としているのはmiyoさんですから~!

お詫びと訂正および削除
当ブログのコメントに於いて、大変不適切な表現がありましたことを訂正してお詫び申し上げます。

誤:♪ごめんね~ 去年の彼(ひと)と 股(また)比べてる~
正:♪ごめんね~ 去年の彼(ひと)と (また)比べてる~

誤:棒?
正:棒?削除
  1. 2007/06/09(土) 22:28:43 |
  2. URL |
  3. おるごどん #-
  4. [ 編集 ]

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